2015年2月8日日曜日

W220 エアコンブロアファン交換

京都から戻るときにはあまり気にならなかったのですが、翌朝、出勤のために乗った時に気が付きました。風が出ていません。

現状販売だから苦情は言いません。ですが事実は晒します。
「リアのエアサスとエアコンはきちんと動作するんですよね?」と、購入店に念押ししました。

エアコンの風量調節などの操作で確認しなかったのが悔やまれます。


■ブロアファンの脱着方法
助手席側の足元パネル(奥側)をはずします。換気孔と吸音材がついた足元パネルは3本ほどの長いビスで留められていることが多いのですが、Sクラスでは勘合のみでした。勘合を外すと簡単に外れますのでキャビンフィルター(室外側)の交換も簡単です。この時点ではまだ工具は不要です。
外気導入口のフィルターがこんなところからアクセスするというのが不思議です。

今回はブロアファンユニットの蓋も外しますから手前側パネルを浮かせるためにボルト2本とネジ1本も外します。
コネクターを抜いてブロアファンの箱からヘックス5本を外します。漏水が原因の時にはこの時点で水浸しになるので注意するべきでしょう。
作業するときにカーペットに触れると湿っていましたからそう古い漏水事故ではなさそうです。おそらく販売のために陳列している間に起こしたと思われます。

ブロアファンはさらに4本のトルクスで止まっています。ヘックスは長いものは使いにくいのでできればラチェット式のものがあると便利です。
レジスターはブロアファンユニットに2本のトルクスで留められていました。

車両からレジスターにつながる4Pコネクタは太いプラスとマイナス、それにエアコンのコントローラーから風量調整用の電圧がかかる細いコード3本です。レジスターからブロアモーターにつながる2P配線は太いプラスとマイナスのみです。

これでどのようにして強弱をコントロールしているのかが疑問なんですが、会社で聞いたところによるとモーターが接続されていない無負荷の状態であれば出力側にスルーで出ていても問題ないとのことでしたのでこのまま使います。

外したブロアモーターを手で回してみようと試みたのですが、これなかなか動きが重いです。この状態を固着というのでしょう。
ヤフオクで36391円のBEHR製のものを見つけ、1月31日に注文しました。他のサイトより2千円ほど高いのですが1年保証というのはプラスです。

レジスターは分解することはできませんがエレクトロニッククリーナーでよく洗いました。
クリップのようなもので止まっているのは抵抗をアルミの躯体に接触させて放熱を促すためで、配線自体はすべてエポキシで固められています。
クレ「エレクトロニッククリーナー」1060円
そしてよーく乾燥させます。

週明けの2月2日に連絡があり、即日発送され2月4日に佐川で到着しました。
送られてきたBEHR社製のブロアファンはオリジナルと同様BOSCHのモーターとの組み合わせでした。
ファン部分にバランス調整用の錘が貼ってあるのですが、オリジナルは小さなバランサーが1か所だけだったのに対して社外品は大小5か所ほどついていました。バランスがとれたものは優先して純正納品していると思われます。
また、バランサーがついているということは調整済ということですから機能としては同等です。
ファン部分がオリジナルの黒色から白色に変更されていました。これはなんらかの対策部品ということと思われます。
手で回すと扇風機程度の軽さで回ります。固着しているものと比較すると全然違いました。

2月4日は夕方から小雨模様でしたがブロアファンボックスに早く蓋をしたかったので夜間作業を敢行です。
まず、ブロアファンにレジスタを組み込み、それをボックスに仮留して車両からのコネクタをつないで動作の確認です。
エアコンのスイッチを入れると扇風機のような音と風が出てきました。問題なく動作します。
結果、レジスターの故障はありませんでした。
取り付けビスを本締めして蓋をし、アンダーパネルをはめて作業終了です。
以後、空調は良好です。デフロスターも機能します。

ちなみに純正部品もBEHRでした。

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