2016年5月27日金曜日

W220 ウインドウの研磨、そしてコーティング、飛び石の傷

事象(1)■晴れているときにもレインセンサーが過敏に反応することがありました。
センサーそのものの故障を疑ったのですが、もしやと思い、ウインドウの細かな傷が原因ではないかとヤナセで相談したらそれが正しいと教えていただきました。

事象(2)■朝日が正面の位置に来た時など、とてもまぶしく感じました。
これは傷が多かったために乱反射を起こしていたものです。

そこでウインドウスクリーンの傷を研磨することにしました。業者に研磨に出せばよかったのかもしれませんが、自分でやってみることにしました。

研磨剤のトライは次の順序です。
これは傷を落としきれなかったからこういう順序になったまでです。
ソフト99のガラス研磨剤→キイロビン→アクアウイングのセリウム
キイロビンではウロコを落とすのが精いっぱいで、ワイパーや砂による傷を消すことはできませんでした。

この施工により撥水加工が消えますからアクアウイングXGミニ→アメットビー超耐久
アクアウイングXGミニの仕上げでうまくいきませんでした
取説通りにやったつもりですが、雨が降るとあまり効果がわかりません。
市販の撥水剤に劣るように見えます。表面が荒れているのでしょうか?
クリーンXGを2度塗りした上にアメットビーを塗りました。考えられる最強の組み合わせです。

アクアウイングの効果が切れてからはクリアビュウの施工を考えましょう。2年後以降でしょう。
いまさら調べましたがヤナセにおける使用過程車への施工費用は36750円、これにはワイパーブレードもついています。ワイパーブレードを12000円と仮定した場合、24750円が施工費用ということになります。
R230やW211に施工したヤナセのこれは良かったです。1年どころかもっと持ちました。下地処理が良かったということなのかもしれません。
この金額に対してここまでアクアウイングから購入したセリウムとコーティング剤でおおよそ5000円、PIAAのワイパーゴムとグラファイトのワイパーゴムで10,000円、計15,000円の出費です。かろうじて半額以下でおさめたという感じです。

傷がついた原因はワイパーや砂などでしたが、最初からきちんとコーティングしてあればワイパーの傷ぐらいは防止できるものと考えられます。
アクアウイングのXGミニがどの程度の膜厚になるのかわかりませんが、施工後、傷はほとんどわからなくなりました。
アクアウイングの撥水剤は2液型ですのでこれが補修剤として機能したようです。
→研磨しただけでは細かな傷が残っていましたからコーティングで穴埋め効果もあったものと思います。

しかし穴埋めだけではセンサーの感度をだますことはできないようで、誤動作は若干ですが残ってしまっています。
どうしても気になるようであればセンサー部分のみ再び研磨してみようと思っています。


今回の研磨に着手する際、道具で悩んでいました。電動工具を買ってまでやるかどうかです。
バフとサンダーで10,000円ちょいですが、これは微妙な金額です。
まぁ予想よりは安いように思いますが、他に用途のない電動工具です。
買わなければ当然、手磨きとなります。
では手磨きでどうやったら効率的に作業できるでしょうか?
地道にマス目で磨くしか方法はなさそうでしたのでせめて知恵を絞ろうと努力しました。
最終的には小さい研磨パッドをつまんだうえにある程度の力を加えるのが疲れる原因ですから、研磨パッドに若干の重さが加わるようなものを装着するのも良いかもしれません。
実際にはサンディングブロックを上乗せして使いました。すこしは省力化できたようです。

アクアウイングのコーティングはフロントと前席左右ウインドウにのみ施工しました。
リアウインドウには別途シリコン系のものを塗布しました。ワイパーがありませんので持続性よりも撥水性能を重視したためです。

ところで、これ以前に、ワイパーを既存→PIAAシリコン→グラファイト、で交換してあります。
ワイパーを交換しようと決意した理由は雨天におけるオートワイパーの頻繁な動作でした。
研磨した後は、若干ながらも改善したのですがまだ動作が頻繁でした。
これはワイパーが雨の水滴を拭き取った後に撥水剤が起因となる細かな水滴にセンサーが反応してさらにオートワイパーが動作するという事象です。
確かに撥水加工によりワイパーの拭き取り後に一瞬だけガラス面が白っぽい状態になります。
撥水剤表面で吹き残されたほんの微量の水分が水滴となって分散しているためで、すぐに蒸発してしまうのでそれほど気にはなりませんが、センサーは正直に反応してしまいます。
この事象の原因は三つ。
(1)撥水剤の成分がよくない。
(2)拭き取るワイパーが撥水剤と合わない。
(3)撥水剤とオートワイパーは相性が悪い。
です。

(1)に関して言えばシリコン系かフッ素系に限られますので双方を使用してみました。
元はフッ素系であるアメットビー超耐久を通常のワイパーブレードで使用していました。その後PIAA撥水ワイパーブレードに交換したことによりシリコン被膜に変わったはずです。
(2)これは拭き残しの程度の問題ですのでなんとも判断しかねます。グラファイトワイパーが良いということで交換しましたが、効果のほどは不明です。
(3)これは大事なことです。気が付きませんでしたがあたりまえのようなことでした。
Webでググるとオートワイパーと撥水剤は相性が悪いのは既知の事実のようです。

センサー付近だけ撥水剤を塗らなければ改善するのでしょうか。
PIAA撥水ワイパーブレードではそういうことはできませんが、グラファイトワイパーブレードでしたらブレードそのものに撥水効果はありませんからセンサー部分は非撥水のままにすることができます。
単なる思い付きでしたがWebを掘り進めていくと同じような解決方法を出している人が多くいることを知りました。

しかし、せっかくコーティングしたものを部分的にであれ剥がすというのはちょっと気が引けますので、しばらくは様子を見ることにします。

0 件のコメント:

コメントを投稿