2016年6月15日水曜日

W220 S350へのサマータイヤ選び 225/60R16 98

通常使っているタイヤはコンチネンタル製ContiPremiumContact2です。
W202W211、そして現在もこれを指定して使っています。R230SportContact3でした。
ただし昨年W204に日本製タイヤを装着しました。ヨコハマ製タイヤのワイヤーが露出して緊急だったからです

主にコンチネンタルを選んでいる理由はこちら

スタッドレスに関すること、買った時のことはこっち
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W220 S350タイヤの選びかたってどうすればいいのかよくわからないです。
標準装着タイヤ規格は225/60R16-98
新車装着時と同じ銘柄を選択すればなにも問題ないんでしょうけど、もう廃版になっていますしテクノロジーも古いはずです。
一般的に誘導されるのはCPC2もしくはミシュランです。
(でもCPC2は発売から相当の年月が経過していますのでテクノロジー的にはどうかなとおもいます)

しかし、現在使用中のContinental PremiunContact2 (CPC2)が指標となります。

一般にタイヤの広告にはどのような性能表現があるのかをブリヂストンのHPを参考に並べてみました。
低燃費性能:タイヤを転がりやすくする性能<<これはあまり重視しません
直進安定性:ふらつきを抑え安定してまっすぐ走ろうとする性能<<こんな性能あるのでしょうか?
ドライ性能:乾いた路面でのブレーキ&コーナリング性能
ウェット性能:濡れた路面でのブレーキ&コーナリング性能
静粛性:路面に接することで発生する音を抑える性能<<これはあまり重視しません
乗り心地:路面の凹凸による揺れや振動が車に伝わるのを抑える性能<<これはあまり重視しません
ライフ性能:使用限度まで使える距離を長くする性能<<これはあまり重視しません
なぜこの順序なのかわかりませんが私が一番重要視しているのはウェット性能です。

次に各社225/60R16-98Wのタイヤを探してみます
ブリヂストンの場合
速度記号Wの製品が対象に存在しません。
REGNO-GRXIPlayz PX225/60R16-98Vの設定があります。
ヨコハマの場合
ADVAN-dB225/60R16-98Wの設定が、BluEarth-A225/60R16-98Hの設定があります。
ミシュランの場合
225/60R16-98Primacy3にしかサイズ適合がないようです。Wです。
ダンロップの場合
VEURO VE303(225/60R16-98V)LE MANS 4(225/60R16-98H)があります。
トーヨーの場合
PROXES C1Sというのがサイズ設定あるようです。(WR)
グッドイヤーの場合
思いのほか適合があります。EfficientGrip Performanceはよさそうです。
コンチネンタルの場合は下記参照
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CPC2CCC5を比較します。コンチネンタルの場合225/60R16-98はこの2種類にしか設定がありません。
前述のとおりCPC2の発売開始は相当古いです。2002年頃ではないでしょうか?
○ハイグレードセダンにふさわしいプレミアムな走りを
より重厚でパワフルなエンジンを搭載するミディアム、ラグジュアリーセダンが増えるに従い、タイヤも最高速210km/h (速度記号H)以上のハイパフォーマンスタイヤの需要が大きくなっています。ハイパワーラグジュアリーセダンの求める運動性能とモータリストの求める制動性、ウエット性能などの安全性に高いレベルで応えるプレミアムタイヤがContiPremiumContactTM 2です。
ContiPremiumContactTM 2 の特徴は、革新的技術「3Dグルーブ」の採用にあります。他に類を見ない特徴的な角度を持ったサイドの溝のデザインにより、ブロック剛性を向上。ウエット、ドライ両路面で優れた制動性を発揮します。またこの溝デザインにより排水性がより早く効果的に行われ、高いレベルのハイドロプレーニング抑止力と安全性を実現しました。高級セダンを中心に新車の純正装着タイヤとしても多数採用されています。
○ハイライト
3-Dグルーブの採用:急勾配な面と緩やかな面を持ったグルーブの採用により路面との接地性と排水効率が向上。ウエット、ドライ路面でのハイレベルなハンドリング性能を実現。
バイオニックプロファイルの採用:路面への理想的な接地圧と接地形状を得られることで、高速操縦安定性がより向上。
非対称リブパターンの採用:ブロック剛性を高めたアウト側のパターンはコーナリング時に高い安定性を発揮。横方向の広い溝を持つイン側のパターンはハイドロプレーニング防止に効果的。
>>そういえばCPC2MO承認があります。
ただしこれはサイドウォール強化型(ML)に限りますが、他の性能はMOMO以外も同じです。
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CCC5の発売は2014年のようです。
○快適な走りとハンドリング性能を両立し、高い安全性を追及した「ウェル・バランス」タイヤ
ContiComfortContact CC5 は、アジア太平洋地域のコンパクトカーユーザーが求める快適な乗り心地、安定感のある走り、経済性を追求して開発されたタイヤで、ドライ、ウエット性能、快適性、静粛性を高い次元で両立し、燃費性、耐久性、環境性能などの多様なニーズに対応
○ハイライト:
他の性能を犠牲にすることなくパターンノイズを低減
理想的な快適性と安全性
燃費、ハンドリング性能と安全性の向上
>>「ウェル・バランス」ってのが引っ掛かります。可もなく不可もなく、すなわち標準的ということでしょうか?

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ContiEcoContact5には225/60R16の設定はありませんが、いずれ収載されるのではないかと考えています。

コンチネンタルが日本における販路を拡大するのであれば少しぐらいラインアップを増やしてくれてもよさそうな気がします。

一般のタイヤは新品から交換限度まで30000kmスポーツタイヤでは20000kmを走ると言われています。
これは低摩耗タイヤではなく通常のタイヤのようです。
CPC2はこの中間と考えると25000kmです、このほうがわかりやすいかもしれません。

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CCC5は運動性能よりも直進性や静粛性に軸足を置いていると次のサイトにありました。
http://tire-navigator.com/comparison/efficiency-passenger/passenger-continental/
なかなか信用できそうなサイトです。

※仕方なくコンチネンタルに質問のメールしました。
(Q)CPC2はCCC5よりだいぶ古いが、CCC5の制動性能はCPC2に追いついているかどうか?
回答としては次の通りでした。
(1)CPC2は縮小しながらも販売継続、生産は欧州各国、いずれCPC5に移行
(2)CCC5は日本車などアジア車向け、生産はマレーシア
(3)CPC2は100km/h超の高速域における走行安定性とウェット路面での安全性を重視
(4)CCC5は乗用速度域における乗り心地と良好な耐摩耗性
んー、なんかサイトにあるとおりの答えですが、CPC2とCCC5は雲泥の差と言いたいのでしょう。
「もうわかりましたよ」っていう感じです。

それぞれの会社から出ているW220向け製品(複数あれば主力側)を一通り確認しました。


その結果、うたい文句に安全性とか走行安定性とあるのは海外メーカーだけでした。

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JAFが行ったテスト(JAFユーザーテスト)によれば、乾いた路面(ドライ路面ともいいます)では、タイヤの残り溝が新品タイヤの2分山(テストタイヤの平均溝深さ3.1mm)や、5分山(同4.7mm)でもグリップ力はおちず、直線路での制動距離(100km/hからの急制動)は、新品タイヤ(同7.6mm)とほぼ同等でした。
しかし、同じタイヤの条件で雨天時を想定した濡れた路面(ウエット路面ともいいます)では、新品タイヤと5分山タイヤは乾いた路面と大差がなかったものの、2分山タイヤで1.7倍、5分山スタッドレスタイヤ(同4.5mm)では1.4倍も制動距離が伸びました。
これは溝が浅くなったことによる排水性の低下が主な原因です。
一方、濡れた路面でハンドルを切りながら減速を行なう旋回ブレーキテストでは、新品タイヤが最短距離で止まれた上に旋回時の外側への膨らみ量が小さく、残り溝が浅くなるに従って制動距離を必要とし、さらに旋回時の膨らみ量が大きいことがわかりました。
※溝の深さは、タイヤの接地面で計算。タイヤの山は、新品の溝の深さから使用限度1.6mmを引いた数値を10分山として計算。

ここでまたひとつ疑問です。
中古タイヤの謳っている残り溝とか8分山とか、スリップサイン分は差し引かれているのでしょうか?
これに関してはほとんどの場合、スリップサイン部ではないところで計測しているようです。ずるいですね。

新品で8㎜、これを10とした場合、使用限度は6.4㎜です。
この場合8分山は6.4㎜ですが、使用限度は6.4-1.6=4.8㎜となります。
さらに推奨限度までの差分(3.0-1.6=1.4㎜)を引くと3.4㎜しか残りません。
10分山(新品)の場合は8.0-1.6-1.4=5.0㎜あります。
5.0㎜で25000kmとすれば1㎜で5000kmですから中古8分山は3.4x5000=17000kmとなります。
17000km÷25000km=68%ですから8分山は7割程度しかないと同じです。
中古タイヤの価格が新品の7割未満でなければ全く割に合わないということになります。
CPC2の新品は70000円ですから中古の2倍以上です。ここははやり中古を選択しましょう。
いまヤフオクに出ているタイヤは8分山を謳っていますから3㎜までは17000km使用可能です。
毎月1500kmを使うとすれば12ヶ月、冬季を除外して考えるなら来年(2017)いっぱいは十分に使えるわけです。

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