2016年2月22日月曜日

W220 エアマチック(エアサス)とリフトアップ(ジャッキアップ)の関係、そしてパンク修理

やはり、リフトアップでW220のエアサスをブラブラにさせるのは良くないと思います。

→強制的にエアー抜けを起こさせる。
→ダストブーツの蛇腹が割れる。
→ダストブーツの下側が抜ける。

脱落したように見えるダストブーツの下側はボンドでちょいと貼ればなんとかなります。
この部分、カポッと抜けるんですよね。でも車体おろすとまたはまる(笑)
(夏タイヤに戻す時にもダストブーツが外れるでしょうから、その時にG17で貼ってみます)

しかしそんなことを怖がっていたらパンク修理もできません。

ジャッキアップした際にストラット本体からプシューという音と共に圧が逃げていくことがありました。
その後ジャッキを下すとエアー圧はゼロの状態です。ペタペタで擱座状態になります。
最初からストラットに加わるエアー圧を抜くことができればあちこちに負担がないように思うのですが、それを行うためのスイッチなどありません。
これはそのままやれということなのでしょう。

まぁ、エアサスが壊れるのを覚悟でジャッキアップするしかなさそうです。これに関してはMBの工場ではどうやっているのか知りたいものです。ロアアームにジャッキでもかけるんでしょうか?
面倒だからタイヤ交換はMB工場でやってもらうというのもひとつの解決策かと思います。断られたりして。
DASでエアー圧を強制的に抜いてからジャッキアップして、交換後に復旧させているのかもしれませんね。

タイヤ交換(というか、ジャッキアップ)の回数とエアサスの寿命は大いに関係あるような気がしてきました。
昨年の12か月点検時、おっかないので持ち上げませんでしたとヤナセは言っていました。

では、特別な作業をしない限り、1年にどれぐらいの頻度でリフトアップするのかを考えてみました。
まず、サマータイヤとウインタータイヤの交換のために2回。10年で20回。
12か月点検と24カ月点検のために1回。10年で10回。
年間走行距離1万キロとして10年で3回のパッド交換ですから3回です。
ここまでが定期的にリフトアップする回数とすれば10年間で33回となります。
5年ですと16回ぐらいですね。案外と少ないです。
リフトアップの都度、保護剤を塗布していればダストブーツに関してはさらに延命もできると思います。

■パンク修理の選択肢は次の3つです
a)Holts製スプレー式のパンク修理材を使う。 ジャッキアップは不要、再修理は不能。
b)緑のパンク修理キットを使う。 ジャッキアップ不要、再修理は可能。
c)スペアタイヤと交換する。 ジャッキアップ必要、再修理は可能。

a)最悪の選択。ジャッキアップ不要。電源不要。再修理不能。エアー不足は必要に応じてb)のキットで補充。
b)最良の選択。ジャッキアップ不要。電源必要。再修理可能。エンジンかけた状態で修理するしかない。大丈夫か?
c)ジャッキアップ必要。電源不要。再修理可能。冬タイヤ期間には不向き。サイドウォール破損時には唯一有効。

c)がもっともエアサスによくない選択として、ではなぜスペアタイヤを積むのか?
リアにある程度の重量物がないと雪道で困る(駆動輪にトラクションがかからない)からでしょうか?

蛇腹が割れた部分は柔らかいシリコンコーキングで修理できています。
便利なのはウェザーストリップの補修剤。案外と速乾でいい感じです。
脱脂しにくい部分ですのでエタノールを刷毛でちょいちょいと塗る程度しかできません。あまり脱脂にガッツをかけると割れが広がります。
シール材は綿棒などで塗りつけますが、この時にカバー内部の筒体にまでつけないようにします。
表面だけで接着という感じです。中に付けたらアウトになる可能性大です。

多少でしたら車高を高くするだけで割れを目視することができます。
この程度でしたらそのまま脱脂、綿棒でシール材塗り、その後速やかに車高を標準に落とす、ということもできます。



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