2016年2月21日日曜日

W220 フロントのエアサスストラット リペア完了

2ヶ月、2回にわたってW220 S350フロントのストラット アッパー部分のリペアを終えました。
思えば自分でもできたと思いますが、なにが関連するのか情報が少なくて、結局、左右共にヤナセにお願いしてしまいました。

アッパーマウント部分も樹脂で固められているタイプは初期型とか対策前とか呼ばれています。
ストラット内のシリンダーを上から押さえているスチール製の蓋が樹脂の下に隠れています。
ちなみに樹脂から生えているように見えるエアーラインの真鍮製ジョイントは樹脂に刺さっているわけではなくストラットの外周部分にねじ込まれています。

費用:リペアキットによる交換作業はヤナセで片方4万円ほどでした。

リペアキットでは樹脂部分の修復は割愛されています。また、リペア済のものでも再度リペアすることは物理的には可能らしいですが広島では例がないそうです。
再度壊れる前に他の部分が駄目になるということでしょうか。

私はアッパー部分の、樹脂と金属の境目部分にぐるっとウレタン樹脂系接着剤を盛っていました。これは「いつ」できた亀裂なのかを明確化するためでした。
前回の右側補修の際に「接着剤を剥がしましょうか?」と申し入れましたが「きれいに取れるからそのままで大丈夫」という回答でしたので盛った樹脂はそのままで作業に出しました。
ところが作業から上がってきたら盛った樹脂は適当に剥がしただけで表面に凹凸が残されたまま塗装仕上げしていました。
これはきちんと作業できているとは言えません。塗装もシャーシーブラックでざっとスプレーしてあるだけです。
左側は先にですが、今度は事前に完全剥離させてから入庫させましたので凹凸はありませんが塗装はマスキングも雑でした。

これで次に故障すると思われるのはリアまたはバルブブロック。リアはリペアできませんので交換になります。
工賃込で片方10万円でしょう。こちらも左右に分けて修理可能ですがヤナセだと持込みできません。
持ち込みのできる他の工場を探しましょう。

リペアの作業自体はちゃんとやっていただいたと思うのですが、仕上げの塗装がなんともヒドイです。
なぜシャーシブラックなのか?
手直ししないと目が痛いです。
これが修理前のアッパー部分。接着剤を剥がした後です。
右側に細くクラックが入っています。
この程度じゃエア漏れはわかりませんが、実はこの上に弾力性のある接着剤を塗ってチェックできるようにしていました。
接着剤のほうにもクラックが入ったのでリペアを決意したまでです。
いわゆる予防補修ですね。

効果はてきめんです。
サスが新車のように安定しています。

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