2016年1月19日火曜日

W220 サンバイザーミラー 修復のための学習

運転席側のサンバイザーのミラーですが、ミラーを開いても保定されません、グラグラです。
片手で持っていなければだめです。それではミラーとしては使えません。意味ないです。
もっとも、こんなものなければないで使わない機能なのですが、壊れているとなるとやはり気になります。

ちなみにサンバイザーは通常、アッセンブリー供給で4万円ほどすると聞いたことがります。

しかし、探せばあるものですね。スピードジャパンです。
こんなものでも1万円するんですね。品名にはミラーと謳ってありますが、実際にはミラーのカバーです。鏡はついていません。
この写真を見て、ここが脱着可能とわかりましたので今回はこの部分を修復することにしました。

まず、構造を理解するためにヤフオクで完全ジャンク品を500円で落札しました。ちなみに送料1029円。使えればこちらのパーツを使うつもりでした。
段ボール箱に「ジャンク品」と書いてありましたが、佐川さんは「ジャンク品かよー」と思ったことでしょう。

早速バラします。
爪が上下2箇所ずつ、計4か所で留まっているようです。
もう用事は終わりました。

この部品をもとに交換用パーツを作れないか検討していましたが、樹脂表面がおそろしくベタベタしているので難しいです。石油系溶剤には溶けなくて、アルコール系には溶けるようです。塗装が。
アルコールに溶けるというのが曲者なんですよね。経年劣化が激しくなります。

さて、実車のほうに移ります。
ミラー下側の2箇所に爪がありますのでうまく押せればカバーが外せます。
うまく押せなかったら、爪が折れます。でも、カバーは外せます。
爪がなくなってしまったら両面テープか透明の接着剤で点付で貼ればいいでしょう。
外れた爪をピンセットで拾っておいて、あとでくっつければいいですし。

案の定、下の爪が折れました。まぁいいです。

金属のU字型のバネでミラーの蓋をカクカクと保定するような形になっています。
角度にして100度ぐらい開かないとマイクロスイッチは押せません。
U字のバネは根元までしっかり挿入する必要があります。
サラッとやってみましたが、これではダメです。スイッチが入りません。
蓋の重さが55gありました。案外と重いです、バネで保定するのは無理というものです。
2回目のトライでは金属バネをしっかり刺しました。エポキシで補強もします。
このバネの挿入部分が崩壊して壊れているわけです。
この部分をプラモデルの不用パーツをアロンアルファで積んでいき、最後にエポキシボンドでそっくると固めます。

これで大丈夫です。が、いつまで持つかわかりません…。
念のために買ってきたパーツを復元して予備を作ります。

前期と後期の相違点はここにもありました。
 前期はカバー裏側は樹脂のままですが、後期は裏側にも布が貼ってあります。もっともそれで4g重くなるので支持部分に負担がかかりますが…。
一晩で完成です、補修部分に塗装を施そうとしましたが、ぴったりなタミヤカラーがなくて、デッキタンで誤魔化してあります。
今回の部品代は中古パーツ1500円でした。

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